ロング・ショートについてのお話 その②
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【メリットとデメリット】
【メリット】
1. 比較的安全性が高い
ロング・ショートは裁定取引のヘッジ取引の概念を取り入れ、必ず同時に売買を行う戦略のため、一方の銘柄の値動きに対して、他方の銘柄は保険として機能することとなる(リスクヘッジ)。例えば、リーマンショックや東日本大震災直後の急激な暴落相場などでもロングの損失をショートがカバーしてくれるため、莫大な含み損を抱える可能性がアクティブ投資に比べて少ない。もちろん、投資である以上、ノーリスクというわけではない。「比較的」としたのは、アクティブ運用と比較した場合。
2. 相場観があまり必要ない
株式投資の最大の難しさは、日々変動する相場に今が買い時なのか売り時なのかを判断する点にある。ロング・ショートはマーケットに対して中立的な立場を取っているため、相場の動向はほとんど無関係となる。
3. 専門知識や業務経験をあまり必要としない
株式投資は、経済や景気動向、企業の情報、好材料・悪材料などの情報収集がかかせない。しかし、相場に対して中立的な立場を取っているため、機械的・事務的に判断できるため、経済学者やエコノミストのような高度な金融知識はあまり必要ない。
【デメリット】
1. 手数料が一般的な投資と比べて割高になる
アクティブ投資の2倍かかる。売りと買いを同時に行い同時に決済するわけですからね。保険料と割り切るしかない...
2. 買ったものが下がり、売ったものが上がる
これは証券でも不動産でも、あらゆる投資について同じことが言えますが。サヤが収斂するだろうと、仕掛けたものの、予想に反してロングした銘柄が下落し、ショートした銘柄が上昇すると、大きな損失となる(いわゆる又裂き。LTCM はこれが破たんの原因となった)。
3. けっこう地味
機械的・事務的に淡々と作業をするので、けっこう地味です。
ブログ書いてて思ったんですけど、専門用語って知っている人どうしの会話では便利だけど、わかんない人からすると「はぁ?」ってなりますよね...誰をターゲットに書くのか、自分の備忘録として書いても誰かが読んでくれるかもしれないから、小学生でもわかるように噛み砕いて書いたほうがいいのかな…とりあえず、なんとな~くわかっていそうな人向けに私もそれっぽく書いて行きますね。
【コラム・その他】←ひまつぶしに読んでね♪
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