« 参考文献・資料 | トップページ | ロング・ショートについてのお話 その② »

2013年11月24日 (日)

ロング・ショートについてのお話 その①


お知らせ【ブログを移転しました


【ロング・ショート戦略とは】


1. 概要


ロング・ショート戦略とは、株式市場の動向に左右されず、プラスリターンを追及する運用戦略のことをいう。ロング・ショートは、異なる2つ以上の銘柄ペアを、一方をロング(買い建て)、他方をショート(売り建て:空売り)し、同時に組み合わせて売買する。このため、ロングまたはショートした双方の利益と損失を相殺し、相場変動によるリスクをヘッジする取引である(すなわち、一方の銘柄に対し、ペアとなる銘柄はヘッジ(保険)機能を果たす)。

投資の世界には、「卵は一つのカゴに盛るな」という有名な格言があるが、これは、「いくつかの卵を1つのカゴに入れておくと、ひっくり返ったときに全部の卵が割れてしまうので注意しなさい」ということの教え。一般的に、投資は複数の投資対象に分散して投資するのが良いと言われている。また、投資した金融商品の組み合わせは「ポートフォリオ」と呼ばれる。

よって、ロングショート戦略は、最低2銘柄をセットにして売買を行うため、最小単位のポートフォリオ投資であるといえる。

 

2. アクティブ運用との比較

 

株式市場全体の値動きであるベンチマークに対して相対的にプラスリターンを目指すアクティブ運用とは異なり、株式市場全体がある方向に動くマーケットリスクを、ヘッジ機能を用いて中立的(マーケットニュートラル)にし、いかなる相場状況であっても絶対的にプラスリターンを目指す投資戦略である。現在、ロング・ショート戦略はヘッジファンドの運用手段の1つとして活用されている。


※ 参考 【システムトレードの基礎知識



3. 具体例

 

具体例として、高い連動性を持つA株とB株があるとする(これを高い相関関係にあると言う)。

05_640x515


A株が400円、B株が300円と仮定する。現時点で、両銘柄のサヤ幅は100円。この場合、同時にA株を空売りし(ショートする)、B株を買い付ける(ロングする)。

図の左のように、時間の経過とともに、相場全体が下落し、A株が下落し300円になり、B株が下落し250円になったとする。A株は100円の利益となり、B株は-50円の損失となる。よって、差引き50円の利益が発生する。


もちろんすべての組み合わせ銘柄が利益を上げるわけではなく、図の右のように、空売りしたA株が500円に、買い付けたB株が350円になれば、逆に50円の損失となる[1]


したがって、ロングする銘柄(割安株)とショートする銘柄(割高株)の判断さえ間違えなければ、株式市場の動向に左右されず、リターンを得ることが可能となる。

[1] 手数料は考慮しない。


コラム・その他】←ひまつぶしに読んでね♪


トップージ


にほんブログ村 先物取引ブログ サヤ取りへ
にほんブログ村


金融・投資 ブログランキングへ

 

« 参考文献・資料 | トップページ | ロング・ショートについてのお話 その② »

トレード関連」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

フォト

カテゴリー

  • コラム・その他
    このブログとはあまり関係ないこともひまつぶしに書いてます。実はけっこう読んで欲しかったりします。
  • システム関連
    サヤ取り(ロングショート)に関する補足事項です。【トレード関連】・【統計関連】を理解した上で読んでください。いきなりこのカテゴリー開くと挫折するから要注意。
  • トレード関連
    サヤ取り(ロングショート)に関する記事です。このブログのメインテーマです。
  • 統計関連
    サヤ取り(ロングショート)をする上で最低限必要と思われる内容をまとめています。
無料ブログはココログ
2020年12月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31