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2013年11月

2013年11月24日 (日)

ロング・ショートについてのお話 その②


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【メリットとデメリット】



【メリット】


 

1. 比較的安全性が高い

 

ロング・ショートは裁定取引のヘッジ取引の概念を取り入れ、必ず同時に売買を行う戦略のため、一方の銘柄の値動きに対して、他方の銘柄は保険として機能することとなる(リスクヘッジ)。例えば、リーマンショックや東日本大震災直後の急激な暴落相場などでもロングの損失をショートがカバーしてくれるため、莫大な含み損を抱える可能性がアクティブ投資に比べて少ない。もちろん、投資である以上、ノーリスクというわけではない。「比較的」としたのは、アクティブ運用と比較した場合。

 

2. 相場観があまり必要ない

 

株式投資の最大の難しさは、日々変動する相場に今が買い時なのか売り時なのかを判断する点にある。ロング・ショートはマーケットに対して中立的な立場を取っているため、相場の動向はほとんど無関係となる。

 

3. 専門知識や業務経験をあまり必要としない

 

株式投資は、経済や景気動向、企業の情報、好材料・悪材料などの情報収集がかかせない。しかし、相場に対して中立的な立場を取っているため、機械的・事務的に判断できるため、経済学者やエコノミストのような高度な金融知識はあまり必要ない。



【デメリット】


 

1. 手数料が一般的な投資と比べて割高になる

 

アクティブ投資の2倍かかる。売りと買いを同時に行い同時に決済するわけですからね。保険料と割り切るしかない...

 

2. 買ったものが下がり、売ったものが上がる

 

これは証券でも不動産でも、あらゆる投資について同じことが言えますが。サヤが収斂するだろうと、仕掛けたものの、予想に反してロングした銘柄が下落し、ショートした銘柄が上昇すると、大きな損失となる(いわゆる又裂き。LTCM これが破たんの原因となった)。

 

3. けっこう地味


機械的・事務的に淡々と作業をするので、けっこう地味です。

 


ブログ書いてて思ったんですけど、専門用語って知っている人どうしの会話では便利だけど、わかんない人からすると「はぁ?」ってなりますよね...誰をターゲットに書くのか、自分の備忘録として書いても誰かが読んでくれるかもしれないから、小学生でもわかるように噛み砕いて書いたほうがいいのかなとりあえず、なんとな~くわかっていそうな人向けに私もそれっぽく書いて行きますね。


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ロング・ショートについてのお話 その①


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【ロング・ショート戦略とは】


1. 概要


ロング・ショート戦略とは、株式市場の動向に左右されず、プラスリターンを追及する運用戦略のことをいう。ロング・ショートは、異なる2つ以上の銘柄ペアを、一方をロング(買い建て)、他方をショート(売り建て:空売り)し、同時に組み合わせて売買する。このため、ロングまたはショートした双方の利益と損失を相殺し、相場変動によるリスクをヘッジする取引である(すなわち、一方の銘柄に対し、ペアとなる銘柄はヘッジ(保険)機能を果たす)。

投資の世界には、「卵は一つのカゴに盛るな」という有名な格言があるが、これは、「いくつかの卵を1つのカゴに入れておくと、ひっくり返ったときに全部の卵が割れてしまうので注意しなさい」ということの教え。一般的に、投資は複数の投資対象に分散して投資するのが良いと言われている。また、投資した金融商品の組み合わせは「ポートフォリオ」と呼ばれる。

よって、ロングショート戦略は、最低2銘柄をセットにして売買を行うため、最小単位のポートフォリオ投資であるといえる。

 

2. アクティブ運用との比較

 

株式市場全体の値動きであるベンチマークに対して相対的にプラスリターンを目指すアクティブ運用とは異なり、株式市場全体がある方向に動くマーケットリスクを、ヘッジ機能を用いて中立的(マーケットニュートラル)にし、いかなる相場状況であっても絶対的にプラスリターンを目指す投資戦略である。現在、ロング・ショート戦略はヘッジファンドの運用手段の1つとして活用されている。


※ 参考 【システムトレードの基礎知識



3. 具体例

 

具体例として、高い連動性を持つA株とB株があるとする(これを高い相関関係にあると言う)。

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A株が400円、B株が300円と仮定する。現時点で、両銘柄のサヤ幅は100円。この場合、同時にA株を空売りし(ショートする)、B株を買い付ける(ロングする)。

図の左のように、時間の経過とともに、相場全体が下落し、A株が下落し300円になり、B株が下落し250円になったとする。A株は100円の利益となり、B株は-50円の損失となる。よって、差引き50円の利益が発生する。


もちろんすべての組み合わせ銘柄が利益を上げるわけではなく、図の右のように、空売りしたA株が500円に、買い付けたB株が350円になれば、逆に50円の損失となる[1]


したがって、ロングする銘柄(割安株)とショートする銘柄(割高株)の判断さえ間違えなければ、株式市場の動向に左右されず、リターンを得ることが可能となる。

[1] 手数料は考慮しない。


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参考文献・資料


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【参考文献・資料】

 

 

・トレード関連

 

 

 佐藤 円「株価モデル--裁定取引の株価に与える影響」

システムダイナミックス (1), 50-59, 1995-01-00

 

 大蔵省国際局国際機構課長 中尾武彦「ヘッジファンドと国際金融市場」(大蔵省広報誌「ファイナンス」997月号所載)


 砺波 元「資産運用のパフォーマンス測定―ポートフォリオのリターン・リスク分析」

金融財政事情研究会 (2000/08)

 

ジョセフ・G・ニコラスマーケットニュートラル投資の世界 ヘッジファンドの投資戦略」

   パンローリング[1版] (2002/2/27)


 野川 徹「マネー・マネジメント入門(15)誰でも出来るレイダーズ流テクニカル・サヤ取り入門(6)美味し過ぎる隙間の運命」

フューチャーズジャパン 2(8), 31-33, 2002-08-00

 

 野川 徹「マネー・マネジメント入門(16)誰でもできるレイダーズ流テクニカル・サヤ取り入門(7)サヤ取り戦略の組み立て方」

フューチャーズジャパン 2(9), 20-23, 2002-09-00

 

 四塚 利樹「ヘッジファンドの運用手法--マーケット・ニュートラル戦略を中心に (特集「ヘッジファンド」)

証券アナリストジャーナル 41(4), 6-17, 2003-04-00

 

 Clarke Roger G. , de Silva Harindra , 菅原 周一 []「マーケット・ニュートラル投資戦略のリスク評価 (特集「ヘッジファンド」)

証券アナリストジャーナル 41(4), 52-64, 2003-04-00

 

 中嶋 幹「年金資産運用とオルタナティブ(2)ヘッジファンドの投資戦略とパフォーマンス()

年金レビュー 2004(10月号), 29-39, 2004-00-00

 

 中嶋 幹「年金資産運用とオルタナテイブ(2)ヘッジファンドの投資戦略とパフォーマンス()

年金レビュー 2004(12月号), 16-29, 2004-00-00

 

 日本テクニカルアナリスト協会「日本テクニカル分析大全」

日本経済新聞社 (2004/08)

 

 小峰 みどり「証券アナリストのための数学入門」

ビジネス教育出版社 (2005/06)

 

 石野 雄一「道具としてのファイナンス」

日本実業出版社 (2005/8/25)


 ランダール・S・ビリングスレイ、望月衛「アービトラージ入門 裁定理論からマーケットが見える」

日経BP (2007/3/21)

 

 照沼 佳夫「ロング・ショート戦略 勝利の方程式」

日本実業出版社 (2008/11/20)

 

 経済産業省経済産業政策局調査課「国内外で存在感を高めるヘッジファンドの実態調査」 2008-04

 

  偉祥「ヘッジファンド運用戦略の収益率とVaR推定」

鹿児島国際大学大学院学術論集 2, 1-10, 2011-03-00


 Keith Black "Managing a Hedge Fund: A Complete Guide to Trading, Business Strategies, Risk Management, and Regulations"

  McGraw-Hill; 1 edition (June 25, 2004)

 

 Mark Whistler"Trading Pairs: Capturing Profits and Hedging Risk with Statistical Arbitrage Strategies"

  Wiley (July 29, 2004)

 

 Ganapathy Vidyamurthy "Pairs Trading: Quantitative Methods and Analysis"

  Wiley; 1 edition (August 30, 2004)

 

 Robert Dubil "An Arbitrage Guide to Financial Markets"

  Wiley; 1 edition (September 24, 2004)

 

 James R. Hedges IV "Hedges on Hedge Funds: How to Successfully Analyze and Select an Investment"

  Wiley; 1 edition (November 1, 2004)

 


 統計関連

 

 

 鳥居 泰彦「はじめての統計学」

日本経済新聞社 (1994/11)

 

 蓑谷 千凰彦「金融データの統計分析」

東洋経済新報社 (2001/10)

 

 蓑谷 千凰彦「統計学入門」

東京図書(2004/12)

 

 小島 寛之「完全独習 統計学入門」

ダイヤモンド社 (2006/9/29)

 

 秋山 裕「統計学基礎講義」

慶應義塾大学出版会 (2009/04)

 

 中西 達夫「悩めるみんなの統計学入門 - 統計学で必ず押さえたい6つのキーワード」

技術評論社 (2010/11/19)

 

 前野 昌弘「直線と曲線でデータの傾向をつかむ 回帰分析超入門」

技術評論社 (2012/1/6)

 

 藤田 康範「金融・経済のための統計学入門」

日本実業出版社 (2013/11/21)


・渋谷 道雄、晴瀬 ひろき「マンガでわかるフーリエ解析」

 オーム社 (2006/03)

 

・渋谷 道雄、渡邊 八一、小川 智哉 (監修)Excelで学ぶフーリエ変換-Excel 2010対応版」

 オーム社 (2011/3/11)

 


 システム関連

 

 

 原田 康平「経済・金融分析のためのVBAプログラミング」

牧野書店 (2000/09)

 

 縄田 和満「Cによる統計データ解析入門」

東洋経済新報社(2001/10)

 

 ハーバート シルト「独習C

翔泳社; 3 (2002/09)

 

 青沼 君明, 村内 佳子「Excel&VBAで学ぶ金融統計の基礎」

金融財政事情研究会 (2009/07)

 

 ETrainer.jpExcel関数辞典―2010/2007対応 (Office2010Dictionary Series)

秀和システム (2010/08)

 

 川俣 晶「C#ショートコードプログラミング (MSDNプログラミングシリーズ)

日経BP (2011/1/13)

 

 伊東 知代子, 山田 あゆみ, 木村 幸子, きたみ あきこExcel マスターブック SPECIAL 2010&2007対応」

マイナビ (2013/5/22)



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2013年11月23日 (土)

数年ぶりに...


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【数年ぶりに...】


ブログ書くの何年ぶりだろう...

 

作っては消し、書いては消し、かれこれ5回目くらいになるのかな。もう情報の発信者になることはないだろうなぁと思っていたんだけど、昔書いたブログ(全部匿名ですが)とか時々ログインしてみるとポツポツとアクセスがあったりして、誰かが検索エンジンから入って閲覧してくれてるんだなぁと思うとちょっとしみじみしたり。

それに今年はフェイスブックやツイッターも始めてみたので、ついでにブログも手を出すことにしました。これで私もだいぶミーハーっぽくなって来ましたw

 

今ですね、ロング・ショート(サヤ取り、ペアトレード、スプレッド取引とも言う)の体験ができるようなソフトを学生向けに作ってもらえないかなと大学の先生から相談されまして、何か力になれないものかと手当たり次第に本を読みまくっています。また、嬉しいことに、学生向けにアウトプットする場所を提供していただくこともできました。


まぁそんなわけで、このブログは今までの学習経験や業務経験から培った僅かながらですが、IT・金融知識の忘録も兼ねて体系的にまとめて行くことにします(このブログは現段階でトレーダー7名、大学教授4名、学生さん15名程度に監視されることになってます。すげー緊張するw)。


しかし...


保守的な性格で保険が大好きなはずの日本人に、これだけサヤ取りや裁定取引が普及しないのはどうしてなんでしょうかね?

 

私はおそらく、

 

1. 販売されている書籍が表面的な事しか書いていないため本質を伝えきれていない。あるいは、書いてあったとしても説明が難しすぎて一般の個人投資家に理解できないレベル


2. サヤ取りを専門にやっている金融業者の手数料や情報提供料が投資金額に対して割高すぎる


上記2点のいずれか、あるいはその両方ではないでしょうか?


このブログは、おもに大学2年生くらいを対象に、「統計データを、実際の金融取引で情報処理するとこんなことができます」、みたいな感じで「ヘッジ取引」について書いて行こうと思ってます。また、投資家の方でアイデアを探している方にも少しでもお役に立てたらいいなぁと思い、ランキングにエントリーしてみました。


誰か気づいてくれるかなw


できるだけ難しい言葉を使わずに、簡単な言葉に直してわかりやすく書いて行こうと思います。私、理系ネイティブでもエンジニアでもないのでね、途中で挫折したらごめんなさい。


私はしがない個人投資家です。どうぞよろしく。


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